「心理セラピーを受けると、どのようになりますか」
先日、このテーマで記事記事を書いたところ、ご質問を頂きました。
ご了解をいただき、記事でお返事をさせて頂きたいと思います。
ご質問
職場でどうしても苦手な先輩がいます。
その先輩の顔を見ると、「うっ」と威圧感を感じて、その場から逃げたくなります。
心理セラピーを受けると、「うっ」という威圧感がなくなりますか?
ご質問へのこたえ
ご質問をありがとうございます。
職場に苦手な先輩がいらっしゃるのですね。
先輩の顔を見た時の威圧感は、全く感じなくなるということはないのですが、支障がない程度に軽減することは可能です。
一度感じた感情や感覚は、感じたことを覚えていますので、0(なかったこと)にはならないんです。
「え?0にならないの?苦しいのに。。。」と思われるかもしれませんよね。でも一つの感情だけを感じなくすることは、心理セラピーではできかねます。
なぜなら、あってダメな感情はありません。「悲しみ」「喜び」、どの感情もあっていいものです。
そして、悲しみを感じないようにすると、喜びも感じにくくなります。そのため、心のしくみの上で、一つの感情だけを感じないようにすることはできないんです。
一方で、苦しいことを知っているからこそ、「楽しい」という感覚がわかるとも言えます。
悲しみを知っているからこそ、優しさもわかり優しくなれます。
直接お話を伺っていないため、確実なことをお伝えするのは難しいところですが、その上で、仕事という行動を起こすときに支障になる「うっ」という威圧感を、軽減させることは可能と思われます。
実際に私も、職場に苦手な先輩がいた経験がありますので、その時の例を紹介させていただきます。
私は、職場に苦手と感じる先輩がいて、顔を見ると威圧感を感じて、怖くて、涙が出そうになって逃げだしたくなるということがありました。
心理セラピーを受けた後は、威圧感は感じても、以前ほどではなくなりました。
「苦しい」と言うほどではないんです。
一瞬、圧迫される感じがありましたが、涙が出そうになるほどの怖さもありませんでした。
「そういえば、前はものすごい威圧感があったよな~」と、懐かしく思いだすようなイメージです。
先輩の前に立つと、ちょっとビクッとはしますが、以前よりも落ち着いていられたんです。
それまでは、アドバイスを頂いている時も、早く逃げたい一心で、話がまったく頭に入りませんでしたが、落ち着いて話を聴くことができるようになって、仕事もはかどりました。
どのくらい威圧感が減るかについては、個人差もあります。
また先輩と会わない日常生活では変化がわからないため、実際に気づくのは、その場に遭遇してから、、、ということになります。
その分、どのくらい軽減されて楽になっているのか、心理セラピーを受けた効果を楽しみに、お過ごしいただけたらと思います。
今日も好い日♪最後までお読みいただきありがとうございました
心理セラピスト 江澤さおり